こんにちは、七海です。
本日は「自分が新型コロナに感染した疑いがでた場合」を想定して、家族と同居している自宅での隔離生活を24時間検証してみました。
気付いたことや、あると便利なものなどをまとめいきますので、もしもあなたやご家族に隔離の必要が出てきてしまった際、この記事が参考になればと思います。
自宅での隔離の条件とポイント
感染が疑われる人が家族の中に出た場合は、自宅で2週間ほどの待機が必要となります。
その場合、「2メートル以上の距離を保つ」「こまめにドアノブや手すりの消毒をする」「感染者の部屋を分けて隔離する」などの対策を家族全員で行ないますが、この「部屋を分けて隔離」について、イギリスのBBCニュースでは下記に気を付ける必要があるとしています。
- 病人のいる場所を7日間区切る
- 食事はドアの前に置く
- 台所や洗面が共用の場合は、病人よりも先に共有スペースを使い、使用後は除菌
もしも感染したり、感染の疑いがある場合は、個室にこもって、家族との物理的な接点をなるべく持たないようにすればいいわけですね。
ということで今回は、同居している家族の協力のもと、次のようなルールで24時間生活してみました。
- トイレ以外は自室で過ごし、家族には入らないでもらう。
- 食事はドアの前に置いてもらって、自室で食べる。
- トイレは2つあるため、1つを私専用に。洗面台は1つだけなので、使用はNG。
以上のルールで、24時間過ごした中で気付いたことを書いていきます。
自宅での隔離にあると便利なもの
隔離中に必要になるもの
今回の隔離生活の中で、これが無いと厳しいと感じたのは、次の5点です。
- 除菌ペーパー
- ティッシュペーパー
- 不要なタオル
- ビニール袋(いっぱい)
- 水を入れておけるボトル(1リットル以上、数本に分けるのもGOOD!)
洗面所は家族との共用スペースのため、なるべく使用は避けたいところ。しかし食事の前に手を洗いたくなったり、作業中にデスクを汚してしまうことはあります。そんな時に除菌ペーパーがあると、洗面所へ行く回数をいっきに減らせます。
また、後述の「部屋でやってみた」で使うため、ティッシュペーパーは最低でも2箱、不要なタオルは5~10枚程度あると、2週間安心です。(タオルは、もう着ない古着などでもOKです)
そして、何日も部屋にいると、普段よりもごみがたまるスピードが速くなります。ゴミ袋として利用できるビニール袋を用意しておきましょう。一日に2~3袋使用するくらいの枚数があると安心です。
水のボトルは、水を飲みたくなった時に家族に何度も運んでもらわずに済むので便利です。特に、コロナウイルスにより発熱している場合には、脱水症状にならないよう、こまめな水分摂取が必要となります。
隔離中にあって良かったもの
続いて、無くても問題ないけれど「あって良かった」と個人的に感じたものを発表します。
- スマホ以外でネットにつながる端末
- ヨガマット、ダンベルなど
- お菓子
部屋にこもっている状態だと、外部とのコミュニケーションがほぼネットのみになります。その時に使うのが、画面の小さなスマホだけですと、目の疲れや姿勢の悪化などに繋がってしまいます。普段リビングに置いているとしても、タブレット端末やPCなどは自室へ持ち込むのをオススメします。
部屋にこもっていると、どうしても運動不足になりがちです。ストレッチや軽い筋トレのためのアイテムがあれば、自室で気軽に運動ができます。
また、いくら便利なものを揃えても、部屋に閉じこもっていると気分が落ち込んでしまうこともあります。そんなときのために、お気に入りのお菓子を部屋に置いておくと、気分が少し前向きになれます。
自宅での隔離中に部屋でやってみた!
洗顔してみた
今回は洗面所に「なるべく行かない」ではなく、「絶対に行かない」という条件にしていたため、ティッシュをたくさん使って洗顔してみました。
普段は洗顔ソープを使用していますが、流水で洗い流せないと石鹸カスが残り、肌ストレスになってしまう可能性があるため、今回は「部屋を濡らさない水洗顔」の方法をご紹介します。
- ティッシュと水を用意する
- ティッシュを一枚ずつたたみ、水をひたひたに吸わせる
- 顔を下に向けてそっと押し当てる
これを最低でも5回ほど繰り返すことで、部屋の中を汚さずに水洗顔ができます。強くこすってしまうと肌のストレスになってしまうので注意してください。
歯磨きしてみた
洗顔同様に、洗面所には行かずに自室で歯磨きをするとき、ポイントになるのは後処理。「部屋を濡らさず、後処理が簡単な歯磨き」の方法をご紹介します。
- ビニール袋の中に、使わなくなったフェイスタオルを半分に切って入れる
- 通常通りに歯磨きをする
- うがいした水は、1.のビニール袋の中に吐き出す
こうすることで、吐き出した水がこぼれてしまうことなく、しっかりと歯磨きをすることができます。
なお、この吐き出した水がしみ込んだタオルは、そのまま袋の口を縛り処分品として扱います。
自宅での隔離で家族といっしょに気を付けたいこと
食事と食器の受け渡し
3回の食事とコーヒーは、以下の手順で運んでもらいました。
- 家族が部屋の扉の前に、トレイに乗った食事(コーヒー)を置く
- 家族が立ち去ったことを確認してから、私がトレイを室内に入れ、食事(コーヒー)をいただく
- いただいた後は、空になった食器をトレイに乗せ、部屋の扉の前に置く
- 私が部屋に戻り扉を閉めてから、家族がトレイを回収(この時、手袋とマスクをした状態で行なう)
この手順で行なうと、家族はウイルスに触れずに食器を回収できます。
なお、感染者の食器を洗う場合は、熱湯あるいは消毒液に10分以上浸した後、通常どおりの洗浄をすることで、他の家族への使用も可能になります。
(参考:東北医科薬科大学のまとめた新型コロナウイルスの「市民向け感染予防ハンドブック」)
ゴミを出すとき
ゴミを出すときは、感染者以外の家族がゴミを触らないように注意が必要です。今回は以下の手順で、家族に回収してもらいました。
- 家族が部屋の扉の前に、大きなゴミ袋を口を開いた状態で置く
- 家族が立ち去ったことを確認してから、私がゴミ袋の中に、自室で出たゴミの入った小さな袋を入れる。(この時、大きなゴミ袋の外側に触れないように注意)
- 私が部屋に戻り扉を閉めてから、家族が大きなゴミ袋の口を締めて回収(この時、ゴミ袋の内側に触れないように注意。手袋とマスクをした状態で行なう)
この手順で行うと、ゴミ袋の外側にはウイルスが付着していないので、家族はもちろん、ゴミ収集業者の方にも安心です。
コミュニケーション
コミュニケーションは、基本的にLINEで行ないました。チャットがメインですが、2度ほど通話もしてみました。
今回は1日だけだったので、それほど心の距離のようなものは感じませんでした。
しかし、毎日顔を合わせている家族の顔を見ない日々が、まる2週間続くのは寂しい気もします。
その場合は文明の力を使い、テレビ電話を導入してみたりするのも良さそうですね。
自宅での隔離のまとめ
いかがだったでしょうか。ここで、自宅での隔離にあると便利あものをもう一度おさらいしていきます。
- 除菌ペーパー
- ティッシュペーパー
- 不要なタオル
- ビニール袋(いっぱい)
- 水を入れておけるボトル(1リットル以上、数本に分けるのもGOOD!)
- スマホ以外でネットにつながる端末
- ヨガマット、ダンベルなど
- お菓子
自室で隔離生活が始まる際には、これらを持っていくとひとまず生活できるかと思います。
なお、最初にご紹介したBBCニュースの動画にもあるように、時間をずらし、アルコール除菌を徹底することで、感染の疑いがあっても共用スペースを利用することもできます。
しかし、本人にとっても家族にとっても手間が増えてしまい、感染リスクも上がってしまうため、今回は「トイレ以外は部屋にガチで引きこもる」という想定で、隔離生活を検証してみました。
今回ご紹介した情報が必要にならないことが一番良いですが、もしも必要になってしまったときには、参考になればと思います。
大変な日が続きますが、止まない雨はありませんので、みんなで乗り越えていきましょう。